一体感になること

いきなりの開幕戦ダービー。
■2006年12月9日という日

今から僅か3ヶ月ほど前。昨年の12月9日の入れ替え戦
後半15分過ぎからスタンドは総立ちとなり、サポーターはピッチ上の選手たちと一体化し、自らの魂を奮い立たせ戦う布部選手の同点ゴール後も、攻めに攻めて最後のホイッスルまで戦い抜きました。
あの時の博多の森は選手たちと共にありました。
ゲームを精魂尽きるまで戦い抜いた90分のその後は落胆と悲しみの結果を迎えましたが。私はあの時共に戦った一体感を忘れることができません。

■戦う気持ち
3月4日、開幕戦。
ようやくゲーム1時間程前に到着した私は一人スタンドに座りながら”あの時”のその余韻が鳥栖スタジアムにも流れているように思いました。
普段から静かにスタジアムに座ると、試合前の雰囲気でその日のゲームが予知できるような気になるものですが。
この日はレプリカ着用率のその多さもありましたしまたこのスタジアムの特性でゴール裏が全体を包むように2層になってることもありますが、サポーターたちが作る独特の雰囲気はダービーとはまた違う特別な緊張感を作っていたように思いました。
浦和や等々力に出向いても他のスタジアムでも少し感じることですが。選手たちはスタジアムの空気の分まで頑張れると。
5−0という結果よりも、スタジアム観戦した福岡サポーターやファンの熱さや心意気、また選手たちの今年に賭ける意気込みを感じた一日でした。

当日のゲームの流れはこちらで
宮本亨の時代
いずれの選手もそのモチベーションの高さは尋常ではありませんでしたが。
鳥栖戦でもっとも魂の戦いぶりを体現していたように見えたのは今季ディフェンス陣を統率する役割を担った宮本亨選手でした。
彼の必死の形相。DFラインをコントロールし「どんなことがあってもそのラインを上げ続ける」そのことがあったればこそ、前線と中盤の攻撃の糸が繋がれたと個人的に見ています。