クラブWC開催国枠

■次は世界持ち回りへ
これまでもCWC組織委員会より提案されてきたが、ようやく開催国枠が認められ開催国のリーグ優勝チームが出場できることとなった。
よって今季のJ1優勝チームがこの栄えある大会であるクラブWCに出場することが決定した。このことはJリーグ全体へも大きく波及しリーグ全体のレベル向上的にも好影響となろう。
浦和か川崎がACLで優勝すれば今冬は2チームが出場となる。
しかしどのチームが出場するにしても個人的には今冬の大会が楽しみになった。
■クラブWCの権威
さて。
これまでクラブWCの権威が向上しない理由は、欧州強豪クラブチームがあくまでも欧州CLに軸足を置いていることにあった。また日本で継続的に開催してきたこともその要因の一つであったように思う。
また集客面では異常な高額チケットと開催国に出場枠が認められないことにあった。
片付けるべき課題は多くあるが、この大会はいずれ開催国持ち回り(世界持ち回り)制に傾いていくことであろう。
そのことこそがこの大会が権威あるものへと近づけるからだ。
■国代表からクラブ主導への自然な流れ
今回の件は協会の小倉理事の根回しもあるがアジアで力を持つ韓国の鄭夢準のバックアップもあるように思う。
我が国の協会同様、拝金主義のFIFAの内部葛藤は素人には読めたものではないが開催国出場の決定は素直に喜びたい。開幕戦だと思うがこの大会に出場する今季のJ優勝チームはオセアニア優勝チームとの対戦が決まった。

国際サッカー連盟(FIFA)は23日、当地で開いた理事会で、クラブワールドカップ(W杯)の開催国枠の設置を承認した。ことし12月に日本で開催される次回大会に、日本のクラブが初参加することが決まった。同大会の出場チームは、6大陸連盟の各王者に開催国が加わり7チームとなる。
 FIFAのクラブW杯組織委員会は昨年12月、開催国枠の新設案を今回の理事会に諮ることを決めていた。昨年6月には同組織委のまとめた設置案が理事会に却下されたが、今回は開催国クラブの参加が大会の盛り上げに不可欠だとして認められた。」(共同)

昨年のインテルナシオナルサポーターの親爺たちの感涙を目の当たりにして。この大会が一段と権威あるものに近づいていくことを願いたい。