守りあい

[J2第8節、札幌ー福岡]:西が丘サッカー場
主催は札幌だが平日の夜の中立地(セントラル)西が丘での開催。
札幌は長距離移動の中2日。福岡は中3日。雨中の対戦は、前半守って疲れが出てくる後半勝負とみた。
あくまでも負けないサッカーをしたい三浦さんがチームを4バックにし札幌はここ6試合で1失点と、序盤から安定した戦いを続けている。
しかしリスクを負わないチーム作りは、シーズン終盤になっても負けないが勝ちきれないような気もしてくる。
スカパーのTV画面も雨粒で視界をさえぎるほど激しい降りの西が丘。気象条件は無視してリティは4−6−0のFW不在で戦う。
このしっかり水を含んだピッチで細かいパス回しをどうやってやるつもりか。連戦続く中、たまには省エネサッカーやればいいものを福岡は同じリズムで前後半を戦う。
佑昌の裏への抜け出しと左の誠史からのクロス。そしてアレックスを前目でフリーにすること。
だが3人がどれだけ仕事をしてもゴール前へのターゲットはない。
普通の監督であれば林とリンコンの2トップで戦うだろうが。二人のどちらかに当ててアレックスがこぼれを拾い90分で2、3度の決定的なシーンがあれば良い。
札幌相手に1点取れたら勝ち点3は見えている。

[FW不在布陣]
   
   ↑←アレックス→  ↑
 ↑    ↓   佑昌
誠史      ↑
      ←恭平
   布部   久藤

チェッコリ  宮本 川島  辰徳

福岡は中盤のプレスも効かず9人で守り倒す札幌にうまく守られる。札幌は福岡のミス狙いとセットプレーしかなく辛抱強く守るのみ。
見せ場なく90分は過ぎた。三浦さんは無失点を喜び、リティはアウェーのドローで納得する。
ゲームの流れはこちら。試合の入り方さえ変えれば勝ち点3は奪えたと見た。