シネマ

■漫才師松ちゃん
長く映画を見ている者としてひと言。
北野武の遊びごころに共感を覚えるのは世代観によるものかも知れませんが。
松本人志が見るに耐えない駄作を劇場公開したのは彼と彼の取り巻きの大きな勘違いと思います。
高須との共作である大日本人はチケット代の半分の価値もありませんでした。
TVの中では笑いの作り手としての松ちゃんを評価しますが、映画作りだけに関しては北野武と比べることさえおこがましいと思います。
■チャン・ツィー
動員力は今ひとつですが、シェクスピアのハムレットが原作の「女帝<エンペラー>」は映画そのものを堪能できる良い作品でした。
チャン・ツィーはますます妙艶さを放出し人間の欲望と情愛をとても激しく演じていました。
彼女の代表作になるような気がします。