七夕の空に北斗戻る

           2006年11月21日
  国立競技場の日韓戦で 羽を折り 翼を休めてから 8ヶ月

    2007年7月7日20時33分過ぎ 平塚競技場
          中村北斗がピッチに戻ってきた

         七夕の空に 北斗がもどってきた

ゲームコンデションを戻すにはあと2,3試合かかるだろうか。
全治6ヶ月、右膝前十時靭帯の大怪我。長い長いリハリビ生活。
福岡整形外科病院の病室の窓にはそれこそ数多くの千羽鶴が下がり、彼を励まし続けたと聞く。
若い身に纏わりつく苦悩や迷いを振り切り、8ヶ月の孤独な練習とリハリビ生活を乗り越え、彼はピッチに戻ってきた。

昨年の終盤、残留争いのゲームや入れ替え戦のピッチで、「北斗さえいてくれば」と思えるゲームは確かに何度もあった。
高校選手権の決勝戦を3年連続でフル出場した選手は過去においても未来においても、中村北斗以外にはいない。
そしてオランダ代表・クインシーに抜かれ続けたワールドユースの屈辱を晴らす為にも、北斗を無事に北京に送り出さなければならない。

この試合は短い時間だったが久しぶりに僚友・柳楽も出場し、中村北斗とともにゲーム終了のホイッスルを迎えた。
これに城後寿も含め、有能な若手のレベルアップとスキルアップしか(福岡という貧乏なクラブの)チーム力の向上はないように思う。

待ってたよ、北斗。

ゲームの推移はこちらで。