依然停滞する反町ジャパン

U−22のゲーム(北京五輪アジア最終予選)は録画観戦でしたが、予想通りの展開でした。
ベトナム相手に勝ち点3を結果として手にした以外に、チームとしては見るべきものがないゲームとなりました。
反町氏は昔から相手チームの戦術分析には長けていますが、自らのチームの停滞要因を分析しその打開策を見出す術はまだ持ちえていないように思います。
本田、水野、家長、梶山など中盤の有能な選手たち、その素材を食材としては手にしていますが、素材に一体感を持たせ美味しい出しを仕込むことはまだできていないわけです。
統率者としての強い意志と予め示すべきビジョン。しかしあいまいさばかりが残る指揮ぶり。
オシムという世界の一流の料理人のそばで勉強だけはしているようですが。
このゲームもU−20代表の中心選手であった安田や内田(二人とも使われませんでしたが)、先発した柏木をチームの素材にしましたが料理(ゲーム)に味わい深さや熟成された味は出せませんでした。
チームとしての連携不足から噛み合わない柏木をあえて使った理由も見当たらないまま後半30分過ぎに家長に戻しましたが。
板前の腕以上に美味しい素材を手にし過ぎているのかも知れません。次のゲームもまた新しい食材を持ってきては大鍋にブチこむことだろうと思います。
なんとか最終予選だけは突破して欲しいと思っていますが、チーム状況は楽観できない状態になってきています。