ヤマ場来たる!

[J2第43節、山形ー福岡]:NDソフトスタジアム山形
時間がないので少しだけ雑感。

京都、札幌が足踏みをし、7連敗した東京Vが安定してきました。仙台は例年以上にサポーターが一丸になってきています。湘南は大崩せずC大阪も立て直してきました。第4ステージを迎えJ2は例年以上に混戦模様になってきました。
福岡は大事な時に5連敗。今季2度の大崩れのうち1つでも勝っておれば。京都戦のあの時に逆転されなければ。タラレバは何も生みませんが、突然の恐ろしいまでの守備崩壊は今年のチームの特徴です。
■布部の選択
しかし山形戦は良い時の福岡でした。
キャプテン布部が前半あえて風上を選んだことが功を奏したと思います。このゲームはいつも以上の激しいチェイシング、厳しいボールへの寄せ、前線と中盤がしっかりと守備をしていました。布部がFWをしてるゲームのようでした。佑昌も久永も守備面での貢献が大きかったように思います。
山形のDF陣もプレッシャーからか前に蹴るしかありませんでした。そのせいかDF陣も京都や札幌と戦う時のようなオドオド感もなくラインも下げすぎの場面は少なかったように思います。
今季このチームでほとんど見られないオフサイドトラップも数多く取れていました。

これからの最大のヤマ場。京都、札幌と続く最重要な2戦を山形戦と同じように戦えるのか。ディフェンダー達がうつむかず、決して下がらず戦えるのか。
リトバルスキーの視線を気にせず(無理に繋ごうとせず)たまには安全にクリアボールを選択できるのか。

それにしても山形戦は前半からキャプテン布部の指示が行き届いていたように思います。
先発4試合目となる城後も彼の良さを次第に出せるようになってきました。城後から佑昌、城後から久永。足元がしっかりしてる城後の散らしと展開力は今のチームに有機的に効いているように思います。
■ミラクルオクトーバー
戦力的にはJ2でも1枚抜けている2位東京Vは、札幌、京都との対戦はもうありません。仙台はアウェーでも大サポーターが大挙することでしょう。京都は11月にヤマを迎えることでしょう。

福岡は10月で終わるのか、それともまだ繋がれのか。
10日の京都戦、1節休んでの20日の札幌戦の2試合の結果如何。
切れかかっていた首の皮が繋がるのか。それとも来季に向けて気持ちを切り替えることになるのでしょうか。
ありがたいことにこの2戦をホームで戦えます。
選手たちが気持ちよく戦えるように、全身全霊で戦えるように。チームはしっかりと準備しサポートすべきと思います。