哀悼

長沼健・元日本サッカー協会会長のご逝去の報に接し
心より哀悼の意を捧げます。

直に接すると本当に気さくな親爺のようなたたずまいにも関わらず、日本サッカー発展の重大な節目節目には必ずこの方の先を見据えた大きな決断と実践がありました。
広島での被爆者でもあり長く白血病に苦しまれながら、日本(全日本)代表選手としてはWC予選第1号ゴール、第1回日本年間最優秀選手賞受賞、指導者としては宮本、川淵、木之本、清雲、岡田氏らを育て、クラマーさんを招聘し、指揮官としてもメキシコ五輪銅メダル達成、サッカー界の先を見据えアディダス社やキリンビール社との連携、トヨタカップ招致、近年では02WC日本招致など長沼さんの功績は挙げたらキリがありませんが、その名は後世称えられ続けると思います。
個人的には昨年6月に来福された際にお言葉を交わして頂いたことが一生の記念となりました。
尊ぶべき先人とは長沼さんのような方を言うのだと思います。