その1.

■3失点
以前に調べたことがあるのですが。ここ数年は3失点ゲームが少なく、福岡は勝っても負けても1−0や2−1のゲームが比較的多いのが特徴でした。(福岡に限った話ではないかも知れませんが)2得点を上げるのは並大抵ではないけど3失点はほとんどしない。
ところが、昨年から3失点以上のゲームが増え続け、今年の前半ではまるでそこ無し沼のように歯止めがかからないゲームが顕著でした。
もともと屈強なFWを有していない福岡は3失点したらゲームにならないチームです。*1

[08年シーズン3失点以上のゲーム]=29節現在6試合
第 6節:1−3徳島
第 7節:1−5岐阜
第11節:0−4湘南
第12節:2−4熊本
第13節:0−3広島
第19節:0−3山形
[07年シーズン3失点以上のゲーム]=5試合
第15節、17節、36節、38節、49節

02年の一時期もそういう時期がありました。しかし時間をかけて守備組織を立て直し、得点力はともかくも、どんな強豪チームと対しても大量失点を食らうことは少なくなり、ある程度のゲームプランが作れるようにました。
そしてプロである限り、連携と組織作りにかける情熱さえあれば4連敗や5連敗は余程のことがない限りあるものではありません。また3失点以上の大量失点が続くチームはそこに根本的な問題が必ず横たわっているはずです。
戦術的な進化や相手チームのゲーム分析などが進んでいる今日では、リーグ戦でそうそう容易く3得点以上は取れるものではありません。これはJ2というカテゴリーを戦う福岡に限った話ではなく、どの国であってもリーグ戦のほとんどが1−0か2−1。1試合当たり平均2得点のチームはそうやすやすと生まれる訳ではありません。だからこそ世界の超一流チームであっても得点力を磨き上げる為に日々鍛錬しているわけです。
そして当然のことながら、一定の戦績を持つチームは、どのチームも守備組織の整備の上に立っている。
■高まるボランチの存在
(この項はつづきます)

*1:今季がはじまって、ここにも書いた覚えがあるいますが(確か第6節終了時点だったか)フロントは根本的な手を打たないと上位にはいけないと思いました。