福岡”復興”

2009年宣言
フットボールな日々 ホームタウン福岡「2009年宣言」アビスパ福岡・市民のつどい
チームは今日(1月25日)から8日間の島原キャンプ。その後、宮崎キャンプへと予定をこなすトップチームの今季の体制には期待を抱かせるものがあります。
しかし、クラブ運営上の危機的な状況は何ら変わっておらず、決して(大袈裟でなく)存亡の危機は脱してはいない、といっていいと思います。

ここ数年の、そしてこれからも続くであろう出向フロントの市民(ファン・サポーター)から乖離した決断・運営。
未来を担う子供たちへ向けて打ち出せないあるべき姿とクラブビジョン。
今さら地元紙に連載されるまでもなく課題だらけの脆弱な体制。
他の大都市のクラブと比較しても30億円ははるか雲の上。上がってもスグまた落ちる財政基盤。
クラブをどう支えていくのか。オフィシャルで支えるべき後援会の力不足とビジョンのなさ。
「福岡」にありながら、愛も誇りも失いそのほとんどが”ネタ探し”しかできない地元マスコミ。
青年会議所の当時の若者の志が先頭に立ち、福岡県サッカー協会の方々の熱気とあいまってわずか3ヶ月のうちに集積した50万人署名。
その後様々な理由で欠落していった草の根のサポート。

ゼロからでなく、大きなマイナスからのスタート。
しばらくは大きな壁に立ち止まり躊躇しつづける日々。簡単にはいかない曲がりくねり尖った道。それでも闇の荒波を照らす灯台を求めるが如く。

個人的には、「つどい」は終着点ではなく全ての始まり(再スタート)であると思っていますが。その趣旨については、敬愛する中倉さんが(コメントも含め)ブログでマトメて下さっています。

『今後、様々な方たちに広く参加を呼びかけ、アビスパ福岡と地域がともに発展していく道を追い求めていく予定です。いま問われているのは、アビスパに関わる人たち1人、1人が何ができるかということ。』
『そして、今回の「つどい」で最も大切にしなければいけないのは、後援会ソシオ会員(個人会員)の有志を中心に市民レベルの発案で実現にこぎつけたことと、単なるシンポジウムで終わらせずに、この動きを市民全体に広げて、特定の人ではなく、みんなでクラブを支える力を作り出そうとしていることだと私は思います。誰かがやってくれるのではなく、具体的に行動に移すのは、私であり、あなたであり、賛同してくださった1人、1人なのだ、それが大事なのだと思っています。』(中倉一志さん)

時には涙を流し、時には熱く語り。まずは一人ひとりの方々のご意見を伺うことから始まったこのムーブメント。
当日の入場券は本日(25日)からローソンチケットやチケット・ぴあで販売されますが。
こちらでも、これから少しづつ書いていければと思っています。