永井謙佑〜「トップへの道」

12月10日,香港で行われている東アジア競技大会で,大迫勇也(鹿島)と2トップを組む永井謙佑が,延長後半ロスタイムに決勝ゴールを上げ,チームを決勝へと進めた。
決勝は,香港代表と明日(12日)行われる。
永井は,東アジア大会(香港)から帰国後は韓国代表との親善試合(韓国・昌原)には同行せず、12月19日から始まる大学サッカー選手権大会に参加する予定。

89年生まれの20歳。永井謙佑の2009年は,本当に充実の1年といって良かった。
永井の1年は,1月のU−20日本代表カタール遠征に始まる。
大会3位の成績を上げたカタール遠征は,フル代表の監督を務める岡田氏が「総監督」として参加。
5月にはU−20ジャパンズ8(8人制サッカー)に選出され。BEST・FWに選出。
7月の第25回ユニバーシアード大会(ベオグラード)では大会得点王と大活躍。
ユニバ代表のエースとしてブラジル戦やタイ戦で”ハットトリック”も達成。
8月は福大サッカー部の全国初制覇(全日本大学サッカートーナメント総理大臣杯)にも貢献。名匠・乾監督を胴上げした。

順調に階段を昇る永井。
そして,いよいよ2010年。永井謙佑はようやく岡田監督にフル代表へと召集される(見込み)。
国内のリーグ戦(アビスパ福岡の特別指定,いずれも途中出場5試合)では出場機会の少なさもあって実績は出てないが,確かに永井の国際経験とその実績は群を抜いている。
もしかしたら6月のWC南ア大会は,永井と,セリエAで実績を出している森本貴之との新次元・2トップが見られるかも知れない。*1
私には永井が,俊輔や遠藤らのパスに,持ち前のスピードと決定力で躍動する姿が目に浮かぶ。

*1:フランスWC本大会で当時18歳の小野伸二を抜擢したのは岡田氏だった。