代理人に注意せよ

地元のプロサッカークラブが、ようやくマトモなクラブチームになろうとあえいでいる。

クラブ運営(会社経営)に慣れない若い経営陣が、財務も、会社の体制も、チームづくりも、これまでどうしようもなく疲弊しきったクラブを3年間で(3年を目標に)体質改善し、なんとかマトモにしようと必死になって取り組んでいる。


数年前J1に復帰した際にあった27億円の予算が昨年は9億円まで落ち、クラブ存続さえ危ぶまれていた。

ところが、若返りを大胆に図った1年目のチームが、なんと1年で結果を出し、よもやのJ1復帰となった。J1復帰は、目先でも営業面でのフォローになるはずであるが、どうやら現実は苦難を極めているらしい。

代理人という名の守銭奴たち

地元チームには、これまで、素人出向幹部が何も知らないことをいいことに、クラブを食い物にしてきた連中がいた。
主に、チーム強化担当の仕事をしてきた人たちなのであるが、一部では悪名高き彼らの名を列挙していくと、心底落胆の境地になっていく。
新たに赴任した(オンボロの中古車に乗っていた)強化部長が新車に乗り換えたり、マンションを購入したりといったネタなどは数え挙げたらキリがない。ある強化担当は夏のキャンプ地に4人の厚化粧の関西弁の女性をホテルに引き込んでいた、とか。成功報酬といったら聞こえはいいが、市民の血税や地元企業の支援の30億円がドブに捨てさられたのを見ると、なんとも憤懣やるかたない気分になってくる。それが地元クラブチームの底の浅い歴史のひとつなのだ。

中洲で毎晩のように酒を浴びていた彼らのほとんどが、必ずといっていいほどプロのサッカーゴロたちとつるんでいた。
(現在の実直な森下氏の、今のところの仕事ぶりには本当に頭が下がる)

◇選手本人の意思を尊重せよ

歴史浅い我が国のプロサッカー界ではあるが,まだまだマトモな代理人は存在しないように思える。影で選手やクラブを操る胡散臭い彼らのことを、自分たちがよく知らないだけかも知れないが。サッカーゴロ(ゴロツキのゴロ)としか呼べない連中が多いのだ。
 
 地元のファンにとっては、この冬、とても残念な若い中心選手の移籍があった。
いや、移籍するのは選手の自由であるし、寿命の短いサッカー選手にとって将来を見極めながら移籍先を冷静に判断していくことは大切なことだろう。しかし、”選手本人の意思”は本当にそうであったのだろうか(!)
そして、地元校の注目の大物選手の強豪クラブ入団もあった。実態を伝え聞くと残念なキモチにもなってくる。果たして、大物選手”本人”の意思はどうであったのだろうか(!)

決まったことは仕方がない。これから先は切り替えていくしかない。
とはいっても。。

影になって、若い世間知らずの選手を操る(代理人らしきの守銭奴たち)大人社会の都合が優先されている現状には、ここにひと言書いてみたくもなる。