戸田、君こそ"日本代表"と呼ぶにふさわしい

それにしても、中田徹さんの、いつものいい仕事ぶりには関心するが。

『最初のパスからリターンを受け、左ウイングのファン・デル・フンに前に飛び出すよう促した戸田。しかしファン・デル・フンは、足元でボールをもらおうとした。その消極的なプレーに戸田は、手振りを交えて怒った。ファン・デル・フンは不服そうな顔。しかし次のプレーで、ファン・デル・フンは積極性を見せ、ドリブルで仕掛けていった。両サイドバックが、そしてセンターバックが果敢に攻め上がるようになり、それから2度の決定機が生まれたのだった。ピッチの上で、戸田はメッセージを伝えることができた。』
『「少し僕が出て(チームは)アグレッシブになったのかな? それが、僕によるものか分からないけど、みんなに声を懸けるだけでも目が覚めると思ったし、やっぱりだめなプレー(に対して)は言うし、いいプレーは誉めていって……そういう部分からでも(チームのために)アプローチできればなあと」』
『「毎試合、決勝戦だから倒れるまでやって、倒れてやってもだめだったら仕方がない、というぐらいでいかないと」』

人間力”のある選手、あるいはトルシエのいう「人間性」こそ、生来、戸田が持っているものだ。
彼はオランダで、死に物狂いで闘っている。
そして、戸田と、明神入れれば、チームはちゃんと機能するのだ。
ジーコには、一生、気づかないだろうけど。



*「薬石無効」:病人に対しての薬や治療も効果がなく、手当のかいが全くないこと。
*写真は、26日のblogで紹介した「木の花ガルデン」