経営刷新とマンチェスター・ユナイテッド

orion10142004-08-17

現在のプロ野球界の歪んだ話題の根幹であり中心になっていた読売オーナー渡辺氏の突然の辞任で、益々混迷を深めるプロ野球機構ですが。
特に、何をどんなにカッコ良く表現したとしても渡辺依存であることに変わりはないセ・リーグについては、あきれて論をはさむ余地はないのですが。
収益悪化で瀕死にあえぐパ・リーグ側には、アジアリーグ以外にも色々と検討して欲しい課題がある(アジアリーグについては後に書きたいと思っている・笑)
ライブドアの目立ちたがり?社長でなくとも、株式公開については今後、検討すべき課題だろう。
経営的模範のひとつとしては何より超優良企業であるプレミアリーグマンチェスター・ユナイテッドがある。

ライブドア堀江貴文氏は、近鉄球団購入発表に際し以下のような提案をした。
1.近鉄球団の株式公開
2.選手へのストックオプション

ストックオクションとは株主購入権のことだが、球団が債務超過になってない限りこれは正しい。

今のところ、スポーツ界の超優良企業はマンUマンチェスター・ユナイテッド)以外にはない。
プロ野球の自己所有欲の強いボケた老人たちにはできない相談だろうが、近鉄に限らず親会社におんぶにダッコのダイエー日本ハム球団についてもマンUの経営戦略は、良いお手本にはなるだろう。
もちろん、Jリーグも例外ではないが。Jでは、浦和、新潟、大分、仙台などはしっかりした固定客(サポ)がついてるし、経営刷新した後には今後、マンUを見習ってもいいかも知れない。
ちなみに、マンU
1.93年にロンドン証券取引所に株式公開し、現在の時価総額が6億67百万ポンド(1,100億円)
2.売上げ高・人件費率がなんと!48%である。人的資源が全てのスポーツ界にあってこれは驚異的ともいえる数値である。
3.売上げの主たる収入源は観客からの入場収入だけでなく、放映権料、グッツの販売等の他に驚くのはスポンサー契約。ナイキと13年契約(3億3百万ポンド)、ボーダフォンと4年契約(3千万ポンド)
4.100万人のサポーターをデーターベース化しクレジットカード事業も行っている。
5.驚くのはROE(株主資本利益率)。マンUのそれは25%である。ちなみに日本の超優良企業である武田薬品が、ROE17%、天下のトヨタ自動車が、15%。それらのはるかに上を行く収益率を持っているのである。(数値は日本経済新聞より)

資金あるなら、「買え!マンUの株」(笑)
つまり、マンUの有能な幹部たちは、持てる有形・無形の資産を徹底活用しながら会社経営を行っている。中にはベッカムを放出(高く売る)したりして、サポーターに阿ねない情け容赦ない改革も行ってはいるが。



いけねぇ。堀江氏のこと、「目立ちたがりの・・」って書いたけど、「ライブドアーニュース」の表紙にこのBLOG晒されてるわっ(爆)
晒した人、早く削除して。それと、ライブドアから来た方、ライブドアには”悪意”はありませんので悪しからず(笑)それにしても今日は珍しくライブドア経由で何百人もお越しいただいて。ニュース表紙になんかにふさわしくない、こんな駄文で恐縮です。
堀江さんも、口先だけと思ってる人もいるので(笑)老人たちの世界に楔を打ち込んで、近鉄、買えるなら買ってパを盛り上げてー。