ありがとう”なでしこ”たち

アテネ五輪準々決勝【女子日本代表1−2アメリカ代表】
アメリカ代表は中2日での4試合目。日本代表チームは中5日で3試合目。コンディション的には日本の選手たちが上回ってはいても、それ以上に選手個人の能力の僅かな差で敗戦したような気がします。

アメリカのボール占有率は55%、主導権は終始アメリカチームが握っていましたが、特に相手ボール時のプレッシングや玉際の強さは、流石にプロリーグで鍛えたアメリカの選手たちに目を見張るものがありました。

この試合の、アメリカの選手たちのボールへの寄せの時の、身体的強さを活かした粘り腰というか二枚腰には、驚きました。
中でも後半2点目をあげてからは、日本の前線にスペースを与えず、攻撃の柱となるべき大谷さんへの囲い込みは、威圧感を感じました。
なでしこたちは、それでもひるむことなく、懸命にボールを追い運動量でカバーしようとしましたが、アメリカの個の能力の前に日本の組織力が及ばなかったといったゲームでしょうか。

この試合、組織的には予選での北朝鮮戦の時の方が連携も運動量も上回っていたように思えるのは、頑張ってはいましたが攻撃の基点になるべき宮本さんの怪我の影響が少しはあったのかも知れません。
試合終了後、「控え室で選手たちは涙した」(朝日新聞)「進歩はあるがアメリカとはまだ差がある」(上田監督)「もっとサイドチェンジすれば良かった」(同)

なでしこたちの夏は  これで終わりました。

彼女たちの頑張りが どれほど 私たちの、サッカーな生活に 楽しみを与えてくれたか。

彼女たちの勝利が どれほど この夏を 熱いものにしてくれたか

彼女たちの活躍が どれだけ 私たちに 活力を与えてくれたか

彼女たちの笑顔が どれだけ 私たちのこころを あかるく灯してくれたか

この夏 なでしこたちは わたしたちの 希望だった

初戦素晴らしいゲームで強豪スェーデンに勝ち、敗れはしましたが準々決勝のアメリカチーム(前回銀メダル)との戦いもほぼ対等なゲーム運びでができました。この大会に至るまでの彼女たちの頑張りに、心からのエールを送りたいと思います。
そして、世界ベスト8に進出した彼女たちの頑張りに、ありがとうと。
お疲れ様、なでしこジャパン
帰りは、ゆっくりでいいからギリシアを楽しんで、ビジネスクラスでゆったりと帰国して下さい。

なでしこたちの、今後のサッカー人生に、より光が当たらんことを!