「浩二は出さない」

中田浩の話しは、いきなり即決定にはならないだろうと、個人的には思っていました。
鹿島の「チーム事情」と、
今回の話が、「時間的に、いかにも性急」であることからです。
また多くの方の、期待する文章読んで、面白くはありましたが、
「このタイミングでは行くべきでない」「今、移籍してはいけない」とも、個人的には思っていました。
しかし、総体として見れば、

トルシエが少なくともDF(&ディフェンシブハーフ)の選手を欲しがっていて、戦術的にも、体験的にも導いた選手の中から、中田浩二タイプを望んでいることがわかったこと。

・鹿島としても、中田浩二が移籍しても良いようなクラブの環境や条件を今後作るようになるだろうこと。
(これまで鹿島は、海外移籍について、無理がない限り選手の意思を、凡そ認めようとしているクラブのように見受けられる)

・海外移籍の意思を持つ本人が、フランスサッカークラブの雰囲気を束の間でも味わうことができたこと。

今や鹿島のキャプテンであり、ゲームコンダクターでもある中田浩二は、新シーズンのJリーグ前半にチームを上昇気流に乗せ、後釜の対象選手を練習時からでも引っ張り導き、海外移籍しやすい環境を作るほうがいいでしょう。

そして、フランスに行くにしても他の国にしても、シーズンスタートから参加した方がよりベターだと思います。
彼の特性からも、ゲームのコンダクターもできるし、しっかりバランスも取れる選手です。シーズン前のキャンプからチームの一員として自分を馴染ませることが自分をより活かせることだと思います。

時間的にまだ残ってはいますが、ご存知のように中田浩は、バランスの取れた頭の良い選手です。
鹿島も「第二の広山」や、間違っても「空白の一日の江川」みたいな後世笑いものになるようなことはさせない、と。

順序立てしてやれば、鹿島のサポも営業部長の彼に”ついています”から、彼の海外移籍はスムースに運ぶような気がします。
牛島氏も、今回は完全移籍とか難題を吹っかけていますが、順序を間違わないで、クラブに相談しクラブをうまく利用しながら取り組めば、レンタルだって認めるはずです。気がかりなのはあの代理人位でしょうか。<以上、J−KETに書き込みした分の転載です>