元暴走族のサッカーチーム

県内の元暴走族メンバーでつくるサッカーチーム「メダマン」が２９日、西区観音新町２の広島スタジアムで、芸能人らのチーム「ザ・ミイラ」とチャリティーのサッカー大会（ＮＰＯ青少年サポートクラブ主催）を開く。少年の非行防止と地域に密着した活動の推進を目的として、広島地検が後援しており、収益金は交通遺児らのために使われるという。

昔から広島市内は暴走族の勢力が非常に強く、私も以前に広島滞在中に何度も見かけたが、週末の夜ともなればパルコ前の袋町公園には数多くたむろしていた。
強面揃いの広島県警は、組織暴力団壊滅で名を上げているが、実は暴走族壊滅の運動も他の追随を許さない位に熱心である。
執拗な説得で暴走族のリーダーを集め、袋町公園の公衆トイレを何度も素手で掃除させ彼らの更正に役立てていた。
そういう背景を知ってるので、県警が地検と組んだのだろうが、広島の元暴走族のサッカーチームのゲームは納得がいく。
ＴＶカメラ持ち込んだりして観客寄せにはなるが対戦する「ザ・ミイラ」は、全国に出かけこのような慈善ゲームをいくつもやっている。
私も一度だけ観戦したことがあるが、スグに息切れしてしまう所がご愛嬌であるが、ザ・ミイラのメンバーの技術はしっかりしていると思う。
サッカーはこんなところにも役に立つ。週末に、幅広い広島市内の道路を走り廻っている”現役”の連中も、応援に来るに違いない。