2006-01-01から1年間の記事一覧

大河流れる 2.

サウジアラビア戦はオシム就任後最高のゲームとなった。 あくまでもピッチを柔軟に且つ広く使い、AからB地点へと一本の線を作るような速くて強いグラウンダーのパス。 全員が攻撃に参加し、波状的な連携。守備も同じ。動線から動線へと一度たりとも止まる…

大河流れる

今週は、代表戦ウィーク。 13日の月曜日はAFCアジアユースでU−19世代が戦い、翌14日の火曜日は日中韓親善試合が韓国昌原で開催され、U−21日本代表が戦った。 そして昨日15日の水曜日は札幌でフル代表の試合、アジアカップ最終予選サウジアラ…

せいもん払い

■Jamie Cullum 最近は耳障りの良いJamie Cullumをよく聴いている。この未だ20代のUKの感性豊かな若者は、ギタリストの父とヴォーカリストの母、ギタリストの叔父にサックス奏者の祖父を持つ。 女王陛下のパーティで演奏するという才能だけでなく、例えが…

エアポケット

[J1第30節、福岡ー広島]:博多の森競技場 ■広島の変化と進化 チームには波がある。特に相手を研究して戦いを挑むほどの余裕のないチームならなお更。 広島とは雨のビッグアーチ以来となったが。ペトロヴィッチさんによってまるでチームが生まれ変わって…

J2終盤展望

日曜日。用事を済ませ午後、なんとか気分を変える為に鳥栖スタジアムへ出かけた。帰宅しても続け様にスカパーで神戸ー柏戦、その後は鹿島ーG大阪戦の録画放送を見る。3試合を見ても昨日の無残な敗戦の落胆は消えない。 (冷雨の広島戦は後ほど)

準優勝

[AFCアジアユース2006インド]:コルタカ 1−1(PK3−4) 日本はあと一歩の力及ばず、決勝で北朝鮮にPK戦の末敗れ準優勝。

テレ朝は外部委託すべし

AFCユース2006インド [準決勝、日本ー韓国]:11月9日、ソルトレークスタジアム これまでAFCユースの対戦では韓国に3勝1分15敗と大きく引き離されている日本。 過去12度の優勝を誇る韓国代表に対しまだ一度も優勝がない日本はチャレンジャ…

WY七大会連続出場

AFCユース2006インド、準々決勝 [日本ーサウジアラビア]:スリーカンテーラヴァスタジアム 以下、メモ。 日本代表の先発は、林、堤、槙野、福元、内田、柏木、青山、梅崎、田中、河原、森島。 この世代での梅崎は風格すら漂う。 その梅崎と内田の二人…

ケンゴ躍動

[天皇杯4回戦、川崎ー鳥栖]:等々力競技場 しかしリーグ戦終盤の難しい時期の天皇杯。 優勝を目指すチーム、残留を目指すチーム、あるいは昇格を目指すチームはリーグ戦に集中したい。 チームの状況を悪くしたくない為に負けないように戦う。 この時期はチ…

ジェフ2連覇

[ナビスコ杯、鹿島ー千葉]:11月3日、国立競技場 ■中位を争うチーム同士 ナビスコ杯決勝は昨年の方が面白かったし見所の詰まった良いゲームだった。(個人的には昨年の決勝は心情的にはジェフ側からみた。) それほどガンバはチーム力に長けていた。守備…

知性なきTVアナ

[AFCユース選手権インド2006、日本ーイラン]:バンガドール 明日から留守をするので所要でバタバタしている間に前半が過ぎていた。 後半だけ見ての雑感は緩いゲームだったということ。 おそらく「目的は果たしてるのだから。」という無言の雰囲気をベンチが…

U−19連勝

[AFCユース選手権インド2006、日本ータジキスタン]:スリーカンテーラヴァ スタジアム 日本はOHに構える梅崎の復帰で前線の動脈に血が通う。 後半互いにロングボールの多用でボールが繋がらなくなったが、2ゴ−ルの森島やミドルを決めた森重など選手能力の…

因縁の戦い

[CLグループリーグ第4節、バルサーチェルシー]:カンプノウ WC明けのCL。調子の出ない選手や疲れの残る選手が多いと指揮官としても舵取りが難しい。 今季のこの大会はダークホースが勝ち上がる可能性もある。 さて、バルサは、モウリーニョの教え子ともいって良…

全国地域リーグ決勝大会

1次ラウンド:11月24日(金)〜27日(日) 決勝ラウンド:12月1日(金)〜3日(日) 会場:1次リーグ/島原市営、高知春野、熊谷スポーツ公園、 決勝リーグ/大分スポーツ公園 第30回全国地域リーグ決勝大会は、1次リーグをバンディオンセ神戸、V・ファ…

AFCユース選手権インド2006

開幕の北朝鮮戦。 河原のミドルと柏木のゴールで完勝した。 メンツ的に粒揃いのこの世代。北朝鮮チームには僅か2本のシュートしか打たせなかった。梅崎不在で内田も体調不良といつもの彼の動きでなかったが、チームとしてはしっかり戦えていた。 かってない…

[J1第29節、新潟ー福岡]:新潟スタジアム ■戦う気持ち この時期は戦術云々や先発メンバーが誰かよりも、「戦う気持ち」が強いかどうかが決め手になる。 そして中位のチームの中位たる所以もこの時期に現れる。 このゲーム、アビスパの選手たちはホームの…

未来あるチーム

U−21の中国戦は、サッカー的に相手が志低いチームで、いかにもどうかしてるプレーが多くヒヤヒヤしつつ見る。 若い日本の選手たちはいずれも玉際に強く、しかもクラブにいる時以上に集中力が高い選手ばかりで、これから先良いチームになりそうな気がする…

シネマ

ニコラス・ケイジの「World Trade Center」は映画として優れた作品であった。 敢えてこの大惨事の政治的背景や事件の要因には全く触れず、地上の出来事は見るものの想像力に任せ、瓦礫の下のシーンを中心に迫力の人間ドラマに仕立てた映画。 佳作。 改めて、…

[J28節、福岡ー磐田]:博多の森競技場 ■高まる集中力 ホーム2連勝中のアビスパは、川口、田中誠、福西らの現・前・元の日本代表ら怱々たる選手たちが揃うジュビロ相手に、良い内容のゲームをした。 そういえばこの日の試合前に後ろを振り返ったら社長の…

GM不在

■彼もまた漢なり。 本物のGMとは、この方のような人のことをいうのだろう。 いや日本にはこの方ような正真正銘のGMは二人とはいない。 『気さくで稚気があって、何より選手とサポーターを愛している。祖母井秀隆氏はそんなGMだった。』 『リーグ広しと言えど、現在…

博多の男の源流

[中野正剛と広田弘毅] ■激情自ら逝く 数日前から筑前玄洋に関係した本を読む。 戦前から戦中にかけて国を背負って立った福岡人ふたり。いずれも戦後日本の歴史の中に葬り去られ、「右翼」「戦犯」という忌まわしいレッテルだけ貼らされている。 方や中野は、…

浦和戦雑感

「FWに守備をさせるから得点力がアップしない」と、言ったのはクラブの町田運営本部長(9/27開催の意見交換会にて)であるが。 鹿島戦に引き続きFWの布部と飯尾は、前線からしっかり守備をしていた。 個の力量差からいって鹿島戦の前半ような組織的な戦…

インド戦

単純に選手を色分けすべきではないが、イメージ的にいうと例えばDFであれば秋田、MFであれば小笠原、FWであれば久保。 そういったどの選手よりも専門職に秀でたスペシャルな選手ばかりを並べると、やたらとピッチが広くなる。 個人的には上の3人はい…

ロッソに続け!

KYUリーグで優勝したV.ファーレン長崎に、前C大阪監督の小林伸二氏が強化部長に就任した。 契約期間は12月いっぱいまで。アシスタントコーチも兼ねる。 今季は16戦14勝のぶっちぎりで優勝したV.ファーレン長崎は、2004年に有明SCと国見…

踏ん張る

[J1第26節、福岡ー鹿島]:博多の森球技場 博多の森はチーム創設以来のアントラーズ初勝利に沸いた。これでホーム2連勝となった。 1日経って録画放送を見る。 アビスパは立ち上がりが大事。エスパルス戦は入り方を間違え最悪のゲームを行った。 この試…

ガーナ戦

■PITイン オシムさんは、サーキットのPITに走ることなく待機させていたマシンを次々に走らせようとしている。 点火プラグを高性能なものに取替え、オイル交換をし、新しいタイヤを履かせて。 しかし、ドライバーは直線では目いっぱいアクセルは吹かせ…

京葉線から見る車窓

■ひとつ拾えば ひとつキレイになる 「日本を美しくする会」という会がある。 過去に自分も何度も参加したことがあるが、最初は自分の職場や普段使っている公園などをキレイに保ちたいという普通の感覚が発端となって生まれた。 そのムーブメントが年を経るう…

救え!!消えゆく小さな命たち

『現在、480頭の犬が狭い犬舎に押し込まれている状態です。 現地にてワンちゃんのお世話をして下さるボランティアさんを緊急で募集致します。 現場での作業内容:糞尿の掃除・餌やり・水やり・名札の作成・シャンプー等、現場スタッフに指示を受けて下さ…

組織なきサッカー

■遅すぎた自覚 「全体的には、点を取りに行くと。少々危ないシーンを作っても前に出て行くということはやってくれていたんで、これを続けていこうと思っています。」(7/19就任緒戦FC東京戦後、川勝氏談) 「やりたかったのはゴールを奪うこと。攻め続けて…

Number660

■Numberが面白い オシム保存版ともいってよいこの号(「オシムの全貌」)について少し長く書き込んでいましたが、自分のミスで消滅してしまいました。 改めてアップする気力がないので、簡単に。 ここ数年文芸春秋社が発刊するこの雑誌は立ち読み扱いしてい…